| P.F.ドラッカー 著 | 上田惇生 訳 | ダイヤモンド社 | ISBN4-478-32073-X | 本体1456円+税 |
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とっても有名なドラッカーの著作。
邦題のみを見ると、経営者のみに縁がありそうな印象があるが、そうではない。 エグゼクティブ・知識労働者が、いかにして成果をあげるか、そして成果をあげる 為にはどのようにすべきか、などの原則が書かれている。
ぱっと読むと、非常に当たり前の事が書いてあるように思えるが、その奥は深く、 読み進むにつれて目から鱗が落ちていく。そして新しい知識の武器を手に入れて 行く快感に興奮するだろう。
もっとも、今まで自分がいかに無駄な事をやっていたか、無駄な時間を使っていたか、 いいかげんな意思決定をしてきたか、などを思い知らされて落ち込むかもしれないが。 しかし、一時落ち込んだとしても、そんな過去と決別するべく書いてある事柄を実践に 移せるよう努力すればよいだけの話だ。
肩書きに関係無く、自己をマネジメントしたい人、成果をあげたいがどのようにすればよいのか 取り掛かりが分からない人、など、あらゆる階層の人に読んでもらいたい本、いや、読むべき本。
もちろん、成果をあげたいプログラマ、設計者、プロジェクトマネージャにもお勧め。 書いてある原則は情報処理産業の中でも変わらず、かつ、有効に使えるはずだ。