システム管理者の眠れない夜


柳原秀基 著 IDG ISBN4-87280-417-1 本体1400円+税 2001/07/07購入

前々からちょっと気になってはいたのたがなかなか購入できず、そのうち 本屋の店頭から消えてしまったので半分忘れかけていた所、通りがかりの 本屋で発見したので思わず買ってしまった。

内容的には企業のシステム管理者の方が実体験に基づいて書いている システム管理とその周辺に関するエッセイである。

1997年からの連載をまとめた物に補足を付け加えている内容になっている ので、Windows3.1とかLanManagerとかいう懐かしめの単語が最初の方に よく出てくる。これを懐かしく思い出したりする人もいれば全くこの単語 自体を知らないと言う方もいるだろう。そういった意味で一部の内容は 既に古くなってしまっているので、直接参考にはならないかもしれない。

ただ、この本全般として「ユーザ」「人間」といったあたりに焦点を置いて 記述しているので、管理者とユーザのやり取りに関する心構えやヒント、 その他思わず笑ってしまったり、心当たりがあって悲しくなってしまったり する内容も多いと思う。このあたりを読んで全く心当たりが無かったり そんな馬鹿なと思う人は、多分幸せである。

読み替えればシステム管理者だけでなくSEの人なんかにも思い当たる部分 が結構出てくるはずである。気晴らしの読み物としてさらっと読むには 丁度良いかもしれない。ただ、修羅場の最中に読むと余計に悲しくなるかも しれないが。。。


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