Mike Gancarz著 | 芳尾 桂 訳 | オーム社開発局 | ISBN4-274-06406-9 | 本体1600円+税 | 2001/05/13購入 |
UNIX流の開発プロセスなどの考え方について記述されている本。 その中のエッセンスを読みやすい文章で簡潔に記述してある。
ソフトウェア技術者なら一度は目を通しておいて損は無いと思う。 実際自分もあらためて気づいた事や、目から鱗が落ちたような新しい 発見などが結構多く含まれていた。
P46にあった「ただ、設計の細部は いろいろと変わるものであって、取りかかる前にすべての詳細を文章化 しておいても役に立たないということが言いたいのだ」というくだりの あたりは、少なからず(必要の無い)ドキュメント書きに追われている 技術者に「ほっ」とした感覚を与えてくれるだろう(だからと言って ドキュメントが不必要であると書いてある訳ではない、念の為)。
そんなに厚くも無く(144P)安いので、興味を持ったら目を通してみては いかが?