祭り好き?


ソフト屋の業界に身を置いてそろそろ2桁年になろうとするのだが、 今まで見て来た上で、どうにも祭りが好きなんじゃないか?という 人に数名遭遇してます。

他の業界の人の為に細くしておくと「祭り=デスマーチ」で、プロジェクトが 悲惨な状況になっている状態を指します。

本題に戻しますが、どうにも祭りの状態にプロジェクトを持っていくのが 好きなんじゃないかと思われる人々がいるわけなんですよ。 いや、もちろん本人は好きではないだろうし、意識もしていないんでしょうが。

ただ、客観的にいくつかの祭りプロジェクトを見ていると関わっている人が 同じ、特にプロジェクトマネージャが同じというのが散見されて、これはどうなの? と思うわけですね。

通常であれば、一回同じようなパターンでプロジェクトを祭りにしてしまった 後であれば、当人達も痛い目を見ている訳ですからそれなりに反省して次の プロジェクトへの注意点だとかを蓄積していくと思うのですが、どこからどう見ても 前回の祭りとほぼ同じパターンで今回もまた祭りに突入し、良く考えたら前々回も ほぼ同じパターンだった。。。。。なんて事が冗談ではなく実際に見られるわけですよ。 そうなると、本当は祭りが好きなんじゃないの。。。?という勘ぐりもしたくなる訳で('〜')。

まぁ、実際は好きな人なんていやしないんでしょうが、 なんでこうも同じパターンにはまってしまうのかと不思議な訳です。 まぁ、実際は自分もやらかすかもなので、大きな事は言えませんが(´∩ω∩`)。

こういう状態になりやすいパターンとして

  1. チャレンジングすぎる納期
  2. 少ない予算
  3. 足りないリソース
  4. 過剰な機能

なんかが見られる訳ですが、これらが発生する原因として

  1. 仕事を取る為に、予算or納期を無理に削ってしまった
  2. 仕様策定していく際に、顧客の言う事をはいはいとなんでも聞いてしまった
  3. PMが顧客に対して強く物を言う事が出来ない
  4. 本来フォローしてくれると期待していた人達が顧客サイドに回ってしまい ちっともフォローがない、むしろ敵になっている

なんて状況が見受けられる訳です。

PMは一旦受けたプロジェクトは成功させる責任があり、その為にはバランス 感覚を持ってドライブして行きたい所ですが、どうしてもそう出来ない人だと 簡単に上記の様な状況になってしまって、祭りになっていく訳です。

プロジェクトの成功の為に、バランス感覚と信念を持ってプロジェクトをドライブ していける様に、こういった轍を踏まないように、もっと自己研鑽に励まなければなぁ、 と思う今日この頃です。


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