下調べ


下調べをせずにいきなり作業を進める人間が居る。

ソフトを組む上で、当然のごとくいろんな技術を使うわけだが、そこで 実際に使う技術を耳学問だけでこれはいい!と思い、ろくに下調べをせずに 実戦に投入したりする。

結果的にはまる要素が無く、うまく行けば良いのだが、そう甘くない場合も 多々あるもので、案の定途中で詰まったりしてうんうんうなった挙げ句に泣 き事を言い出したりする奴がいるのは困り物である。

下調べをしたからと言って全てのリスクが回避されるわけでもないし、どう してもはまってしまう場合もあるのだが、最低限使う予定の機能ぐらいは調 べておけばいいのになぁ、と思うのだが、どうやらそうは思わないらしい。

実際に使いだして、その機能を使い出した時に「あれ?なんかおかしいな?」 とか言い出し、次にうんうんうなり出し、最後には「これ腐ってるわ、使えん!」 とか言い出してしまうのである。腐ってるのはお前のやり方だっちゅうに、まったく。

当初から使う予定じゃ無かった機能や隠れていて分かりにくい制限なんかに 当たってそういう状態になるならまだ話は分かるのだが、使う予定の機能を まったく試してみずにそういう状態になるから全く救いようが無い。

新しい技術とか機能とかは確かに使ってみたいし、新しい事なので楽しいのは 分かるのだが、実際に使えるかどうか調べずに実戦投入するのは無謀と言うもの であろう。ちょっとつまずいたら進捗は止まり、スケジュールはずるずると 遅れて行き、代替の技術が無かった場合にはそのプロジェクトは死ぬしかない のだが、発注を受けている手前そうも行かなく、死にそうな目に会うことになる。

これを読んでいる皆さんはきちんと検証してから作業して欲しいものである。 とか書いていても自分もたまにやっちゃうんですけどね^^;;;。


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