今までPostgreSQL7.0.3を使っていたんですが、7.1がリリースされて 色々と便利な機能が追加されたのでアップグレードしてみました。 今回アップグレードに使用したのは7.1.2で、現行のPostgresと同じ場所にインストールします。 作業自体はユーザpostgresで行うものとします。
まずは現行のPostgresのバックアップを
pg_dumpall > バックアップファイル名
などとして現行のDBのフルバックアップを取ります。 その後に現在稼動しているPostgresを停止させます。
その後に
cd /usr/local
mv pgsql pgsql.old
などとして、現在のPostgresがインストールされているディレクトリをリネームします。 この作業を行う際は多分root権限が必要です。
次に ダウンロードサイトよりpostgresql-7.1.2.tar.gzを入手。
/usr/local/srcにpostgresql-7.1.2という名前のディレクトリを作成して そのフォルダのownerをpostgresに変更。 同じく/usr/localにpgsqlという名前のディレクトリを作成して そのフォルダのownerをpostgresに変更。 (ここまでの作業はroot権限を持ったユーザで実行)。
/usr/local/srcに移動し
tar xzvf postgresql-7.1.2.tar.gz
などとしてソースを展開します。その後に
cd postgresql-7.1.2
./configure --enable-multibyte=EUC_JP
make
make install
などとしてインストールします。
その後に
initdb -D データを格納するディレクトリ
postmaster -S -i
などとして、データベースの初期設定と起動を行います。
正常にpostmasterが起動したら(psコマンドなどで確認)
psql -d template1 -f 先程バックアップを取ったファイル名
などとしてバックアップしたデータをリストアします。 その後に普通にpsqlで接続してテーブルなどがきちんとリストアをされていれば完了です。 お疲れ様でした。